我が輩のお気に入り俳優のひとり、
フィリップ・シーモア・ホフマン。
マニアックでちょっとアブナイながらも脇で強烈な印象を残す役が多かったのだが、現在日本でも公開中の「カポーティ」で本年度のアカデミー主演男優賞を獲得、一躍脚光を浴びましたにゃ。今回の作品は、そのP・S・ホフマンが見事に
ロバート・デ・ニーロと渡り合った
「フローレス」を紹介するにゃ。
ニューヨークの同じアパートに住む堅物の元警官で保守的な男ウォルト(デ・ニーロ)とドラッグ・クィーンのラスティ(P・S・ホフマン)。いつも口げんかの絶えない間柄の2人だったが、ウォルトがある事件をきっかけに脳卒中を起こし半身マヒになってしまい、リハビリのため歌うことを勧められ渋々プロの歌手でもあるラスティの所にレッスンを受けにいくようになり、衝突しながらもだんだんとお互いに理解を深めていき奇妙な友情が生まれていく、といったヒューマン・ドラマ。
見どころはなんといっても
主演の2人。デ・ニーロはオカマ嫌いの誇り高き堅物男から一転半身マヒになってどん底に落ち込みドラッグ・クィーンに救われていくといった感情の波が激しい役を、
いつもより多少抑え気味(?)に好演。そして、なんといっても
P・S・ホフマンのオカマちゃんが最高! いろいろと生きにくい世の中ながらポジティブでパワフルなドラッグ・クィーン達を見ているだけで元気になれる気がしますにゃ。P・S・ホフマンは、そんな人間味溢れるラスティを自然に見事に魅力的に演じてます。
ストーリー的にはマフィア絡みの事件も軸になってるんだけど、そっちはジョエル・シューマカー監督らしく大味
(?)なんで置いといて、この2人の名演をしかと見届けてくださいませ。そうそう、一番の見どころはエンド・クレジットなので最後までお見逃しなく!
*「フローレス」
1999年 アメリカ 111分
監督・脚本・製作 : ジョエル・シューマカー
音楽 : ブルース・ロバーツ
出演 : ロバート・デ・ニーロ、フィリップ・シーモア・ホフマン、
ワンダ・デ・ジーザス、ダフニー・ルービン・ヴェガ、
バリー・ミラー、クリス・バウアー、スキップ・サダス 他
*FLAWLESS=非の打ちどころがない、欠点のない、完璧な。
世の中、そんな完璧な人間はひとりもいないよ、みんなおんなじ、だいじょうぶ! って感じかにゃ。
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